面接で「挫折経験」はどう答える?採用担当が見ていた評価ポイント・回答例・NG例を解説

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面接で「挫折経験を教えてください」と聞かれ、何を答えればいいのか分からない人は少なくありません。

「挫折と言えるほど大きな経験がない」
「失敗談を話すと評価が下がりそう」
「どこまで正直に話せばいいのか分からない」

と悩む人もいるでしょう。

しかし、採用担当が見ているのは挫折経験そのものの大きさではありません。

重要なのは、「その課題にどう向き合い、自分で何を考え、どう行動したのか」です。

そのため、大きな失敗経験がなくても問題ありません。

この記事では、採用担当として面接をしてきた経験をもとに、挫折経験の選び方・答え方・回答例・NG例・面接官が評価するポイントを解説します。


なぜ面接で挫折経験を聞くのか?

挫折経験を聞く目的は、応募者が仕事で課題に直面したとき、どのように考え、行動する人なのかを知るためです。

具体的には、

  • 課題をどう認識したか
  • 何を考えたか
  • 自分からどんな行動をしたか
  • 結果はどうなったか
  • そこから何を学んだか

を確認しています。

つまり、仕事への向き合い方を知るための質問なのです。


採用担当が評価している5つのポイント

私が面接で確認していたのは次の5点です。

①どのような課題だったのか

まずは、本人が何を「挫折」と感じたのかを確認します。

重要なのは課題の大きさではありません。

その人にとって、本気で乗り越えようとした経験かどうかです。


②自分で何を考えたのか

課題を前に、どんな仮説を立て、どんな改善策を考えたのか。

ここから主体性が見えてきます。


③どのような行動をしたのか

面接で最も重要なのがここです。

採用担当は、「自分は何をしたのか」を知りたいと思っています。

周囲が動いた話ではなく、

自分自身の行動を具体的に説明できる人は評価されやすくなります。


④結果はどうなったのか

結果も確認しますが、実は成功したかどうかは最重要ではありません。

目標を達成できなかったとしても、改善へ向けて行動していたのであれば十分評価できます。


⑤何を学んだのか

最後に、その経験を今後どう活かそうとしているのか。

ここまで説明できると、成長できる人という印象になります。

面接で挫折経験を答える4ステップ

挫折経験は、思いついた順番に話すと長くなりやすく、「結局何をしたのか」が伝わらなくなることがあります。

面接では、次の4つの順番で整理すると伝わりやすくなります。

① どんな課題・挫折があったのか
まず、何がうまくいかなかったのかを簡潔に伝えます。

② 原因をどう考えたのか
なぜうまくいかなかったのか、自分なりに考えた原因を説明します。

③ 乗り越えるために何をしたのか
ここが最も重要です。自分で考えて実行したことを具体的に伝えます。

④ 結果と学んだこと
行動した結果どうなったのか、その経験を現在の仕事にどう活かしているのかまで説明します。

例えば、

「営業で新規契約が取れなかった」

「商品説明ばかりしていることが原因だと考えた」

「先輩への同行やロープレを行い、質問の仕方を改善した」

「契約件数が改善し、相手のニーズを聞く重要性を学んだ」

という流れです。

挫折経験では、失敗そのものを詳しく説明するよりも、「その後、自分がどう考えて行動したのか」に時間を使いましょう。

評価される回答例

営業の回答例

新規契約が思うように取れず、目標を大きく下回っていました。

原因を分析したところ、商品説明ばかりになっていることに気付きました。

そこで先輩へ同行をお願いし、お客様への質問の仕方を学び、自分でもロープレを繰り返しました。

最終的には目標には届きませんでしたが、契約件数は改善し、お客様との会話の重要性を学びました。

事務職・人事職の回答例

新しい業務を任された際、知識不足から思うように業務を進められず、周囲に何度も確認が必要な状態になったことが挫折経験です。

このままでは同じ質問を繰り返してしまうと考え、教えてもらった内容を自分でマニュアルにまとめ、分からない部分は事前に整理してから質問するようにしました。

その結果、一人で対応できる業務が増え、業務を任せてもらえる範囲も広がりました。

この経験から、分からないことをそのままにせず、自分で整理して改善することの重要性を学びました。

新卒・第二新卒向けの回答例

学生時代、資格試験に挑戦しましたが、最初の試験では不合格になったことが挫折経験です。

振り返ると、勉強時間を確保することだけが目的になり、苦手分野の分析ができていないことが原因だと考えました。

そこで、間違えた問題を分野ごとに記録し、苦手分野を優先して勉強する方法に変更しました。

その結果、次の試験では合格することができました。

この経験から、努力量だけではなく、結果を振り返って方法を改善することが重要だと学びました。

この回答では、

  • 課題
  • 行動
  • 結果
  • 学び

が順番に説明されています。

採用担当としても評価しやすい回答です。

面接の挫折経験で避けたいNG回答

挫折経験では、失敗したこと自体がマイナス評価になるわけではありません。

一方で、回答の仕方によっては「この人は課題にどう向き合うのだろう」と不安を持たれることがあります。

NG① 他人や会社のせいで終わる

上司から十分に教えてもらえず、仕事がうまくいきませんでした。

実際に環境や周囲に原因があるケースもあります。

ただ、それだけで話を終えてしまうと、採用担当には他責に見える可能性があります。

大切なのは「その状況で自分は何をしたのか」まで説明することです。

NG②「頑張った」だけで具体的な行動がない

営業成績が上がらなかったため、とにかく一生懸命営業しました。

これでは、何を改善したのかが分かりません。

例えば、

商談を振り返ったところ、商品説明が中心になっていることに気づき、先輩の商談へ同行して質問方法を学びました。

とすれば、自分で課題を考えて行動したことが伝わります。

「頑張った」ではなく「何を変えたのか」を説明しましょう。

NG③ 挫折した話だけで終わる

資格試験に挑戦しましたが、不合格になりました。

これだけでは、単なる失敗談になってしまいます。

面接官が知りたいのは、不合格になった事実よりも、「その後どうしたのか」です。

勉強方法を変えた、苦手分野を分析した、次の試験に向けて計画を立て直したなど、挫折後の行動まで伝えましょう。

NG④ 話を大きく作りすぎる

「挫折経験が思いつかないから」といって、大きなエピソードを無理に作る必要はありません。

面接では回答について深掘りされることがあります。

話を作っていると、

「なぜその行動をしたのですか?」
「具体的にどのように改善しましたか?」

と聞かれたときに回答の一貫性がなくなります。

小さな経験でも、実際に自分が考えて行動した経験を具体的に話す方が伝わります。


「挫折経験がありません」はNG?

「挫折経験はありません。」

だけで終わるのはおすすめできません。

ただし、

無理に大きな失敗談を作る必要もありません。

例えば、

  • 思うような成果が出なかった経験
  • 難しい仕事へ挑戦した経験
  • 課題を改善しようと努力した経験

でも十分です。

重要なのは、

課題から結果までを説明できることです。


「挫折経験がない・思いつかない」ときはどうする?

「挫折と言えるほど大きな経験がない」と悩む人もいるでしょう。

しかし、挫折経験だからといって、

  • 大きな失敗をした
  • 仕事で重大なミスをした
  • 目標を大幅に下回った

といった経験である必要はありません。

例えば、次のような経験も挫折経験として使えます。

  • 営業目標になかなか届かなかった
  • 新しい仕事を覚えるのに苦労した
  • 資格試験に不合格になった
  • 未経験の業務を任されて苦戦した
  • チーム内の意見をまとめられなかった
  • 自分の提案がなかなか通らなかった
  • 部活動やアルバイトで成果が出なかった

ここで重要なのは、経験のインパクトではありません。

「自分なりに課題を感じ、改善するために行動した経験か」

ということです。

そのため、「挫折経験はありません」と答えて終わるよりも、これまでの仕事や学生生活から**「思い通りにいかなかった経験」**を探してみてください。

挫折経験を見つける3つの質問

思いつかない場合は、次の3つを自分に問いかけてみましょう。

① 一番苦労した仕事は何だったか?
② 思うような結果が出なかった経験はあるか?
③ その状況を改善するために自分から行動した経験はあるか?

この3つを順番に考えると、面接で使える挫折経験を見つけやすくなります。


挫折経験は新卒と中途で変えるべき?

新卒と中途採用では、挫折経験として選ぶエピソードを少し変えた方が伝わりやすくなります。

新卒の場合

新卒の場合は、仕事での挫折経験がなくても問題ありません。

例えば、

  • 部活動
  • アルバイト
  • 留学
  • 学業
  • 資格取得
  • ゼミ・研究
  • サークル活動

などから選べます。

重要なのは、経験の種類ではなく、課題に対して自分がどう考えて行動したのかです。

「大会で優勝した」「難関資格に合格した」といった大きな実績がなくても構いません。

中途採用・第二新卒の場合

社会人経験がある場合は、できれば仕事上の挫折経験を優先しましょう。

例えば、

  • 営業目標を達成できなかった
  • 新しい業務を覚えるのに苦労した
  • 初めて任された仕事で失敗した
  • プロジェクトが予定通り進まなかった
  • 周囲との調整がうまくいかなかった

などです。

中途採用では、面接官が「入社後に同じような課題が起きたとき、この人はどう行動するだろう」と考えながら回答を聞いています。

そのため、学生時代の華やかなエピソードよりも、実際の仕事で課題にどう向き合ったのかを具体的に説明できる方が評価につながりやすくなります。

面接官が深掘りする理由

説明が分かりやすければ、

深掘りされないこともあります。

一方、

説明が曖昧だと、

  • なぜその課題だったのですか?
  • なぜその方法を選びましたか?
  • 他に改善策は考えましたか?
  • 何を学びましたか?

と質問されます。

そのため、

最初から具体的に話せるよう準備しておくことが大切です。


まとめ

面接で挫折経験を聞かれる理由は、

失敗の大きさを知るためではありません。

採用担当が見ているのは、

  • 課題をどう捉えたか
  • 自分で何を考えたか
  • どう行動したか
  • 何を学んだか

です。

結果が成功していなくても問題ありません。

大切なのは、

課題→行動→結果→学び

を、自分の言葉で説明できることです。

挫折経験は、あなたがこれまで仕事や課題にどう向き合ってきたのかを伝える大切な質問です。


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